個展「喝采」について(1)

個展ももう3日目が終わりました。
今回は、「喝采」というタイトル。
こちらのギャラリーは、つながってはいるけど2つの部屋があります。
そこで、2つの喝采を作ることにしました。

 
まずは、電気を消した1つ目の喝采ステージの写真から。

 
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今回は、点灯するものを多くしました。
1つ目の部屋では、素直に喝采を表現しようと思ったので、わぁっと盛り上がるような感じにしたいと。

 

 

中央にあるのは牡丹の花。
前回の個展は、狂おしい恋心がテーマだったので、白から赤に染まっていく大きなダリアの花でしたが、今回は牡丹です。

 
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あれは、タイトルも何も決めていないころのこと。

 
朝起きて、「ねむい~、今日もやらねば~~」と思って寝間着のまま…若干むくんだスッピンのまま…ボサボサ髪のまま…、要はとっても不細工な状態でトイレへ。
そのとき目に入った一輪の鮮やかな深紅の牡丹。(笑い話じゃないよ!)

 
その牡丹は見事に「咲き誇って」いました。
あふれる美しさが目に入るや否や、時間とともに萎れるであろう焦燥感が私にはすぐに浮かびましたが、そんなことを微塵も感じていないように、その牡丹は咲き誇っていました。

 
人にもこういう瞬間ってあるよなーと、生活感丸出しのブサ状態の平山りえは、しばらくトイレで放心していました。

 
 
それが「喝采」のイメージにつながりました。

 
IMG_5878

 
ブサ状態の私も咲き誇る瞬間があります。
個展は当にそうです。
祝福と称賛に包まれ、私も今までの作品を自信をもって公開しています。

 
1のステージの喝采は、称賛と、それを取り巻く日常のいろいろな物事です。
本当は、本物以上にはなれないので、花キャンドルを作るのも好きではありませんが、あるテーマを表現するための一部のツールとしては非常に有効だと思うので、あえていつもチャレンジしています。
 
明日は、2のステージの喝采について書いてみますー。

 

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