(前回の続きです。)
出版が決まったのが12月28日。
決定後の初打ち合わせが1月12日。
実際に本屋さんに並ぶのが4月14日。
え・・・
そんなもんで本ってできるの??
すんごくタイトなスケジュールだったのは言うまでもありません。。。
実際には2か月半ほどしかないんですよ~~。
・私がアロマストーンでお教室を開いていなかったこと、
・つまり私がアロマストーン講師として有名ではなったこと、
・いままでに類書がない分野だということ、、、
を考えれば、あまり予算をかけられない書籍になるのは当然です。
しかし、編集のあおいさんは、
「類書がないからこそ、書籍にする意味があるんですよ!」
と言って、編集会議を勝ち抜いてくれました。
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出版にあたって、ひとつ私が思い描いていたことがあります。
作品の撮影場所です( *´艸`)
私の作品集ページにある自由が丘の「Nuuブロカントアンティークス」
という場所で2回個展をさせていただいたのですが、
こちらはもともとはプロユースの撮影スタジオ。
(いつか本を出す時は、大好きなここで撮影するんだっっ)
と決意した2013年初夏でしたのです・・・。
あおいさんにそのことを話すと、
「先生は文章書けるから、ライターなしで大丈夫ですね!(予算が回せる)」
ということで、体を張って高級撮影スタジオを確保しました(;´Д`)
スタジオのオーナーに電話すると、
「そういうことなら平山さん価格にしてあげますよ(^^)」
なんて嬉しいお言葉が。
泣きそうでした。。。
(↑実際のスタジオ撮影風景です。)
それから、掲載アイテムのデザインを決める試作に取り掛かりました。
これがまた極寒の海辺のアトリエ・・・
温暖な瀬戸内海とはいえ、夜中になると凍えそうなほど寒かったのです。
とにかく日にちがなくて、10日ほど朝10時~夜中の1時まで製作の日々でした。
試作を明日東京に持っていくっていうときのこと。
夜中になるとナチュラルハイになってくるんです。
「パールを糸に通してストーンを装飾する」ということをしたかったのですが、
何しろキャンドル作家なものですから、
・・・・糸通しがない(>_<)
・・・・針の穴が糸に対して小さすぎる( ;∀;)
・・・目が見えないっっ(; ・`д・´)
と、まぁ、ぎゃーぎゃー二人でやっていて、
「そうだ!糸を髪の毛に結んで針に通そう!!」
なんてことを思いつき、髪の毛を抜いて・・・(笑)
・・・もうこの辺でおかしくなってるの見えますね?
そうしてるうちに昔見た「まんが日本昔ばなし」を思い出し、語る・・・。
「人間と仲良くなりたがった蛇がさ、
化け方を狸に習うんですよ。
狸は葉っぱを頭にのせる代わりに、
蛇には自分の一番大事なものを頭にのせるように言うんです。
で、蛇は自分のまつげを抜いて乗せるわけ。」
「え、じゃぁ蛇は女の子?」
「そうなんです。
で、抜くときにね、『女の命・・・』って言いながら抜くの。
そのときの蛇の必死さが胸にしみるんです・・・」
「あ、それで今思い出したわけですね。」
「そうそう」
私が女の命の髪を駆使して試作した作品がどうなったかは、
長くなったので、また明日。
あ、蛇がどうなったかってのも気になりますよね?
最後のまつげ1本でやっと人間に化けれた蛇は、
人間とお話しするんですが途中で人間の男が悲鳴を上げます。
なぜなら、蛇ゆえに足がなかった・・・っていうオチでした。
せつなすぎる。。。