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アロマストーン本の出版までの道のり~追加③~

このネタもそろそろ本気で終わりにしたいと思います。
つい、毎日の面白ネタを織り交ぜてしまって長くなるんですよね。

 

 

初校が戻ってくると、校正を専門で行う会社の
校正さんが赤でチェックを入れていきます。

 

誤字はもちろん、類似表記の統一(手作りor手づくり etc.)、
私の文章の変なとこを直す、といったことをしてくださいます。

 

私と編集のあおいさんも一緒に探します。
結構あるわあるわ・・・
しかも、3人とも違うとこに気が付くんですよね。
文殊の知恵といいますが、確かに。

 

 

校正さんと初校でお会いしたころは、

 

こういう専門の会社があるんだー。
同じ言葉が何回あるか統計も出すのね~。
ぅお!間違い見っけ!!

 

と、楽しかったのです。
小さな恐怖を見つけるまでは。。。

 

 

 

それは・・・(; ・`д・´)

 

 

 

 

『石こうスリラー』

 

 

 

 

そう!
100%これを思い出しましたよね( ゚Д゚)

 

 

正しくは、「石こうスラリー」なのです。
アロマストーンを作る際の泥状の
石こうと水を混ぜたものをそう呼びます。

 

 

3か所くらいがスリラーだったのを見つけ、
再校で提出しました。

 

 

 

 

そして、1週間くらいで再校が戻ってきます。
んでまた、間違い探しなのですが・・・

 

 

 

ん???

 

 

またスリラー発見!!((´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!!

 

 

4か所あったのか!!!!

 

 

 

スリラーを赤でチェックしたあとは念校といって、最終確認になります。
念校が戻ってきたら、本当に本当に最終的なチェックになります。

 

 

 

もう恐る恐るしか見れない・・・

 

 

 

スリラーあるーーーー!!!(´д゚lllノ)ノ キターーー!!

直したはずの箇所がまたスリラーに!!!

 

 

 

 

 

出来上がった本は、ちゃんと全部直っていました( *´艸`)

しかし、今でも本を開いて、「スラリー」を見るとドキッとします。

 

 

今日もまた面白ネタで長くなってしまいました。
アロマストーン本の記事を書きながら
連日ハーバリウム本の制作をしているという。。。
早く新しい話を書かねば。

 

次で必ずや、完結させます(^^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アロマストーン本の出版までの道のり~追加②~

さて、いよいよラストを書く時がやってまいりました~。

本当に終われるかな今日で。。。

 

 

原稿は、本来はライターさんが書いてくれるのですが、
私はステキ撮影スタジオで撮る権利と引換えにしたので、
なんとか自分で書かねばなりません。

 

・プロローグ、エピローグ
・石こうなど基本のお勉強ページ
・作り方(プロセス)ページ
・ラッピングとアロマのページ

 

ざっとこんな構成です。
プロセスページは、撮影前に書いておくべきだったので
2月頭にはできていました。

 

 

エピローグは、かなり気持ちを込めて書いたので、
出来上がった本を読んで美幸先生が大泣きしていました。
ここもぜひ読んでいただきたいなと思います☆

 

(載せる写真がないので、著者近影を・・・)

 

 

そうそう、ラストのラッピングアイデア、
読むと私は苦笑せずにはいられないのです。

 

当初の予定では8ページあったラッピングアイデア。
4ページに減ったけど、はて、どうしようと悩みました。

 

なにしろラッピングに関して私も美幸先生も素人。
無い知恵を絞るが出てこない(笑)

 

 

そこで、私がいつも個展をさせていただいてる
ギャラリーくわみつの博子さんにご相談に伺うと、

 

「これ、りえちゃんのキャンドルのラッピングに
しようと買ってたやつなのよ。これあげようか」

 

と、卵のパックと小さな箱をくださいました。

 

 

卵のパックなら、鳥を入れるしかない!
小さい箱は、フレンチクルーラーがぴったり入る!
茶色いからお菓子のかごだ!

 

 

うんうん、楽しいことを連想をしながら、
ラッピングってすればいいんだ!!(そうか?)
ということに気づき、見事8つのラッピングを完成させたのです。

 

ネコが糸にじゃれるラッピングは美幸先生のアイデアです。

 

 

この時も、うわーとか、ヒィーとか苦しみつつ、
大笑いしながら出来上がったので、
いかにも優雅にしれっとアイデアを披露している
このページがなんとも愛おしく、苦笑しまいます。

 

 

 

そんなこんなで、原稿が仕上がったら、入稿になります。
そうすると本のデザイナーさんがあおいさんのラフをもとに
私の文章とむさしさんの撮った写真を配置したり、
装飾を加えてくださいます。

 

初稿が戻ってくると、さぁ、間違い探しです!

 

 

 

・・・と、いうところで眠くなってきました。
タイムリーなことに、明日は朝からアロマストーンの講師養成講座です。

 

 

そのあと、ハーバリウム本も作らなくては。

 

結局、またまた続きます(^^)/

 

 

FMラジオ「J-WAVE」に出演しました

アロマストーン本出版までの道のり
と題して書いてきましたが、
とっても忙しくなり、
あやうくブログ3日坊主になりそうに。。。

 

今日は中休みとして(?)ご報告を。
札幌、東京、名古屋、大阪、福岡で
放送されているFMのJ-WAVEの番組

 

「UR LIFESTYLE COLLEGE」
ナビゲーター:吉岡里帆さん

 

にて、冬にオススメのアロマストーンについて
お話しさせていただきました

 

 

スタジオは六本木ヒルズ
大きな窓からは、東京タワー!
ワクワクしながら収録してきました。

 

 

放送日は、

1月28日(日)18:00〜

 

・・・でした。
ブログでは事後報告になりましたが、
この様子は、ラジコというアプリやネットでも聞けます。

 

また、J-WAVEの公式サイト↓

http://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/college/

にも掲載されています。

 

 

写真、大きっっ!!(-_-;)

 

 

 

 

 

アロマストーン本の出版までの道のり~追加①~

(前回からの続きです)

 

アイテムが決まり制作に入ります。
岡山アトリエは広い上に
壁という壁に窓があり、
エアコンが効きにくいんです。

 

・・・って、なにしろ夜中ですから。
22時を過ぎると足元が冷え始めるので、
美幸先生がXmasプレゼントにくれた
モフモフのひざ掛けを腰に巻いて作業です。

 

 

夜中の1時になると・・・
車、凍ってる(;´Д`)

 

 

バケツで車にお湯をかける美幸先生と私。
温暖な地方の私たちにはすべて初体験でした。
あの日も爆笑したなぁ・・・

 

 

 

アイテムはそんなこんなで
1日15時間×1週間ほどで仕上がり、
トビラ4ページと完成イメージ写真は
自由が丘のスタジオで撮影しました。

 

 

スタジオ撮影は、すごくこだわって撮ってもらいました。
私もあおいさんも、
この本への思い入れが大きいものですから、
スタイリストがしてくれたのを手直したりと
本気だからこそのセッションとなりました。

 

 

私の仕事は感覚的なものを手で表現すること
ですが、こういう時には、
感性を理詰めで述べられる方が
有利だと思います。

 

「なんか、よくない気がする。
これいらないんじゃないでしょうか?」

 

という発言では、プロ集団の現場では
あまり通用しないものです。
立場上、発言権が低そうな場でも
説得力を持たせるには
左脳的に意見を述べることだと思います。

 

 

 

「淡いストーンが主役なのに、
脇に置いたハーブが濃すぎて
そちらに目が行くから、
明るい色に変えたほうが良いのでは?」

 

「暖色と寒色を並べるなら、
寒色のほうが奥にあるように
人は感じるので逆のほうがいいかも。」

 

「ビジューはスタイリッシュで硬いイメージ。
机のシャビー感が合わないから
光沢のあるこっちの机がいいと思います」

 

 

 

 

普段は、ヘラヘラ笑っているド天然の
ざっくばらんすぎると評される私も、
仕事になると違います。

 

レッスンで生徒さんに教える時も
こういう伝え方をします。

 

 

次にプロセスカットの撮影です。
世界文化社さんの自社スタジオで行いました。

 

 

丸カン(アクセサリーパーツ)の撮影。
マニアックすぎて逆に絵になります。

 

ちょうど就職活動の一環で
会社見学に来ていた学生さんが
撮影を見に来られました。

 

パネルで覆っているので、
10人くらいが一人一人覗いていくのですが、
ちょうどこれ撮ってるときで(笑)

 

・・・求人の人気が落ちませんように。

 

 

 

この撮影も2日間かけて終電で帰りました(笑)
お二人とも嫌な顔一つせず、
妥協なくいい仕事をすることに
プロ意識の高さを感じました。

 

それから、やはり人間性の美しさですね。

 

 

 

あとは、原稿書きと入稿があり、
製本、出版となります。

 

またつづきます(^^)/

 

 

アロマストーン本の出版までの道のり~中編~

(前回の続きです。)

 

出版が決まったのが12月28日。

決定後の初打ち合わせが1月12日。

実際に本屋さんに並ぶのが4月14日。

 

え・・・
そんなもんで本ってできるの??

 

すんごくタイトなスケジュールだったのは言うまでもありません。。。
実際には2か月半ほどしかないんですよ~~。

 

 

・私がアロマストーンでお教室を開いていなかったこと、
・つまり私がアロマストーン講師として有名ではなったこと、
・いままでに類書がない分野だということ、、、

 

を考えれば、あまり予算をかけられない書籍になるのは当然です。
しかし、編集のあおいさんは、
「類書がないからこそ、書籍にする意味があるんですよ!」
と言って、編集会議を勝ち抜いてくれました。

 

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出版にあたって、ひとつ私が思い描いていたことがあります。
作品の撮影場所です( *´艸`)

 

私の作品集ページにある自由が丘の「Nuuブロカントアンティークス」
という場所で2回個展をさせていただいたのですが、
こちらはもともとはプロユースの撮影スタジオ。

 

(いつか本を出す時は、大好きなここで撮影するんだっっ)
と決意した2013年初夏でしたのです・・・。

 

あおいさんにそのことを話すと、
「先生は文章書けるから、ライターなしで大丈夫ですね!(予算が回せる)」
ということで、体を張って高級撮影スタジオを確保しました(;´Д`)

 

スタジオのオーナーに電話すると、
「そういうことなら平山さん価格にしてあげますよ(^^)」
なんて嬉しいお言葉が。

泣きそうでした。。。

 

(↑実際のスタジオ撮影風景です。)

 

 

それから、掲載アイテムのデザインを決める試作に取り掛かりました。
これがまた極寒の海辺のアトリエ・・・
温暖な瀬戸内海とはいえ、夜中になると凍えそうなほど寒かったのです。

 

とにかく日にちがなくて、10日ほど朝10時~夜中の1時まで製作の日々でした。

 

試作を明日東京に持っていくっていうときのこと。
夜中になるとナチュラルハイになってくるんです。

 

「パールを糸に通してストーンを装飾する」ということをしたかったのですが、
何しろキャンドル作家なものですから、

・・・・糸通しがない(>_<)
・・・・針の穴が糸に対して小さすぎる( ;∀;)
・・・目が見えないっっ(; ・`д・´)

 

と、まぁ、ぎゃーぎゃー二人でやっていて、
「そうだ!糸を髪の毛に結んで針に通そう!!」
なんてことを思いつき、髪の毛を抜いて・・・(笑)
・・・もうこの辺でおかしくなってるの見えますね?

 

 

そうしてるうちに昔見た「まんが日本昔ばなし」を思い出し、語る・・・。

 

「人間と仲良くなりたがった蛇がさ、
化け方を狸に習うんですよ。
狸は葉っぱを頭にのせる代わりに、
蛇には自分の一番大事なものを頭にのせるように言うんです。
で、蛇は自分のまつげを抜いて乗せるわけ。」

 

「え、じゃぁ蛇は女の子?」

 

「そうなんです。
で、抜くときにね、『女の命・・・』って言いながら抜くの。
そのときの蛇の必死さが胸にしみるんです・・・」

 

「あ、それで今思い出したわけですね。」

 

「そうそう」

 

 

私が女の命の髪を駆使して試作した作品がどうなったかは、
長くなったので、また明日。

 

あ、蛇がどうなったかってのも気になりますよね?
最後のまつげ1本でやっと人間に化けれた蛇は、
人間とお話しするんですが途中で人間の男が悲鳴を上げます。
なぜなら、蛇ゆえに足がなかった・・・っていうオチでした。

 

 

せつなすぎる。。。

 

 

 

 

アロマストーン本の出版までの道のり~前編~

2017年4月に出版したアロマストーンの著書のこと、
制作秘話なんかを書いてみようと思います。

 

あれは、2016年の夏のこと。
リリエルの美幸先生が「これうちでもレッスンやりましょうよ~~♪」
とアロマストーンを持ってこられたのです。

 

私はキャンドルしか興味がなかったので、
「美幸先生がやるならどうぞ~~」
という、やる気のない返事をしました。

 

 

しかし、よくよく話を聞くと
巷では石こうに色付けして精油垂らして型に入れただけで
4万円のレッスンだというのです。

 

うう~~ん
うちでやるなら、もっと作る楽しさとか実用性とかふくらませて、
価値の高いレッスンにしたい・・・

 

じゃぁ、私がアロマストーンの技法をいくつか作ろうじゃないか~!!

 

ってなわけで、完全に火をつけられてしまったのです。

 

 

(↑ 一番初めに考えたアロマストーンのデザイン技法)

 

そこからは実験と勉強の日々です。

 

まず、石こうにはどんなものがあるのか。
なぜ、固まるのか。
どの程度加工が可能か。
実用品にするならどんなことができるか。

 

メーカーさんに電話して質問しまくり、取り寄せて2人で試作実験。。。

 

一通り、いろんなことを考案できたとき、
「あれ?これって、本にできるんじゃ・・・?」
と思ったのです。

 

 

(↑梅田蔦屋書店さんに出品させてもらった作品たち)

 

 

今、世に出ている作り方だけでは本にできるページ数にはならないけど、
私たちが考案したものは80ページを超えるはず。
しかも、流行りが来ているのは今だ、と思ったのです。

 

それからは出版社にアプローチ。
世界文化社さんから良いお返事をいただき、本を制作することになったのです。

 

明日は、実際に本を作っていくプロセスを書こうと思います(^^)/