アロマストーン教室

2017年4月に世界文化社から出版した著書「はじめての手作りアロマストーン」に基づく、お教室や作品などについてです。

アロマストーン本の出版までの道のり~追加①~

(前回からの続きです)

 

アイテムが決まり制作に入ります。
岡山アトリエは広い上に
壁という壁に窓があり、
エアコンが効きにくいんです。

 

・・・って、なにしろ夜中ですから。
22時を過ぎると足元が冷え始めるので、
美幸先生がXmasプレゼントにくれた
モフモフのひざ掛けを腰に巻いて作業です。

 

 

夜中の1時になると・・・
車、凍ってる(;´Д`)

 

 

バケツで車にお湯をかける美幸先生と私。
温暖な地方の私たちにはすべて初体験でした。
あの日も爆笑したなぁ・・・

 

 

 

アイテムはそんなこんなで
1日15時間×1週間ほどで仕上がり、
トビラ4ページと完成イメージ写真は
自由が丘のスタジオで撮影しました。

 

 

スタジオ撮影は、すごくこだわって撮ってもらいました。
私もあおいさんも、
この本への思い入れが大きいものですから、
スタイリストがしてくれたのを手直したりと
本気だからこそのセッションとなりました。

 

 

私の仕事は感覚的なものを手で表現すること
ですが、こういう時には、
感性を理詰めで述べられる方が
有利だと思います。

 

「なんか、よくない気がする。
これいらないんじゃないでしょうか?」

 

という発言では、プロ集団の現場では
あまり通用しないものです。
立場上、発言権が低そうな場でも
説得力を持たせるには
左脳的に意見を述べることだと思います。

 

 

 

「淡いストーンが主役なのに、
脇に置いたハーブが濃すぎて
そちらに目が行くから、
明るい色に変えたほうが良いのでは?」

 

「暖色と寒色を並べるなら、
寒色のほうが奥にあるように
人は感じるので逆のほうがいいかも。」

 

「ビジューはスタイリッシュで硬いイメージ。
机のシャビー感が合わないから
光沢のあるこっちの机がいいと思います」

 

 

 

 

普段は、ヘラヘラ笑っているド天然の
ざっくばらんすぎると評される私も、
仕事になると違います。

 

レッスンで生徒さんに教える時も
こういう伝え方をします。

 

 

次にプロセスカットの撮影です。
世界文化社さんの自社スタジオで行いました。

 

 

丸カン(アクセサリーパーツ)の撮影。
マニアックすぎて逆に絵になります。

 

ちょうど就職活動の一環で
会社見学に来ていた学生さんが
撮影を見に来られました。

 

パネルで覆っているので、
10人くらいが一人一人覗いていくのですが、
ちょうどこれ撮ってるときで(笑)

 

・・・求人の人気が落ちませんように。

 

 

 

この撮影も2日間かけて終電で帰りました(笑)
お二人とも嫌な顔一つせず、
妥協なくいい仕事をすることに
プロ意識の高さを感じました。

 

それから、やはり人間性の美しさですね。

 

 

 

あとは、原稿書きと入稿があり、
製本、出版となります。

 

またつづきます(^^)/

 

 

アロマストーン本出版までの道のり~後編~

(前回の続きです。)

 

あおいさんとのアイテム決定打ち合わせは、
蔵前の川沿いのおしゃれカフェで行いました。

 

 

結果から申しますと。
ほぼすべて作り直しとなりました(^^)/

 

 

・取り込みたい読者層
・全体的なイメージ
・それぞれの技法に合った世界観
・メリハリを持たせた構成

 

、、、などのバランスを考えて型や色やデザインを決めていったのですが、
美幸先生と私の凍える手で女の命を削っての試作品だと知らない あおいさんは、
どんどん変更♪・・・どんどん追加♪

 

 

帰ったら美幸先生に報告しなきゃと考えたとき、
ふと昨日のことが思い出されて、
聞いて空気が抜けてスライムになった美幸先生を想像してしまい
おかしくて吹き出しそうになるのをこらえました。

 

(↑試作品の数々)

 

私と美幸先生は、モノづくりのプロです。
一つ一つの作品には、私たちの「気」が入っていますし、
プライドと自信を持っています。

 

しかし、本の制作は私たちは素人です。

 

あのパールに糸を通して装飾したストーンは
「パールを使うのは、もっと外した感じで使いたいです。
これはちょっと年齢層が高い感じがするので・・・」
という理由で却下になりました。

 

もちろん、「これでいいんです!」と
押し通すこともできたのですが、
すべて彼女の意見を受け入れることにしていました。

 

 

これは私と美幸先生の本ではないんだと考えていました。
私が自己顕示欲を出してしまえば、
狭い視野の本になってしまいます。

 

もちろん世の中にはそういう本もあっていいと思いますが、
私が作りたいのは違ったので、
本づくりのプロの意見を勉強しようと思っていました。

 

それに、どうやったって私が作るんですから
リリエルらしさは消えないのです(^^)/

 

 

 

 

そんなこんなで、20代と30代と50代女性が
それぞれの立場で意見を出し合い、
アイテムが決定し、撮影になりました。

 

背表紙にもなったマリア様のストーンは、
あおいさんが絶対入れてほしいとの希望で作りました。

 

 

イタリアのレーピ社製の木彫りのルルドのマリア様を
シリコンで型取り、オリジナルで仕上げました。
こちらの型は今、リリエルのヤフーショップで販売しています。

 

(↑これから型取りされる木彫りのマリア様・・・おゆるしを・・・)

 

美幸先生や美幸先生のお友達は、
これがかわいいの??という反応でしたが、
20~30代の方には大変好評でした(笑)

 

逆に、椅子にビジューをつける技法は、
美幸先生たちに好評で、
あおいさんたちは、
「こういうページもあった方がいいから」
という理由で紙面に載りました(笑)

 

 

前編・中編・後編で書き終えるはずでしたが、
またまた長くなったので今日はこの辺で(^^)/

 

 

アロマストーン本の出版までの道のり~中編~

(前回の続きです。)

 

出版が決まったのが12月28日。

決定後の初打ち合わせが1月12日。

実際に本屋さんに並ぶのが4月14日。

 

え・・・
そんなもんで本ってできるの??

 

すんごくタイトなスケジュールだったのは言うまでもありません。。。
実際には2か月半ほどしかないんですよ~~。

 

 

・私がアロマストーンでお教室を開いていなかったこと、
・つまり私がアロマストーン講師として有名ではなったこと、
・いままでに類書がない分野だということ、、、

 

を考えれば、あまり予算をかけられない書籍になるのは当然です。
しかし、編集のあおいさんは、
「類書がないからこそ、書籍にする意味があるんですよ!」
と言って、編集会議を勝ち抜いてくれました。

 

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出版にあたって、ひとつ私が思い描いていたことがあります。
作品の撮影場所です( *´艸`)

 

私の作品集ページにある自由が丘の「Nuuブロカントアンティークス」
という場所で2回個展をさせていただいたのですが、
こちらはもともとはプロユースの撮影スタジオ。

 

(いつか本を出す時は、大好きなここで撮影するんだっっ)
と決意した2013年初夏でしたのです・・・。

 

あおいさんにそのことを話すと、
「先生は文章書けるから、ライターなしで大丈夫ですね!(予算が回せる)」
ということで、体を張って高級撮影スタジオを確保しました(;´Д`)

 

スタジオのオーナーに電話すると、
「そういうことなら平山さん価格にしてあげますよ(^^)」
なんて嬉しいお言葉が。

泣きそうでした。。。

 

(↑実際のスタジオ撮影風景です。)

 

 

それから、掲載アイテムのデザインを決める試作に取り掛かりました。
これがまた極寒の海辺のアトリエ・・・
温暖な瀬戸内海とはいえ、夜中になると凍えそうなほど寒かったのです。

 

とにかく日にちがなくて、10日ほど朝10時~夜中の1時まで製作の日々でした。

 

試作を明日東京に持っていくっていうときのこと。
夜中になるとナチュラルハイになってくるんです。

 

「パールを糸に通してストーンを装飾する」ということをしたかったのですが、
何しろキャンドル作家なものですから、

・・・・糸通しがない(>_<)
・・・・針の穴が糸に対して小さすぎる( ;∀;)
・・・目が見えないっっ(; ・`д・´)

 

と、まぁ、ぎゃーぎゃー二人でやっていて、
「そうだ!糸を髪の毛に結んで針に通そう!!」
なんてことを思いつき、髪の毛を抜いて・・・(笑)
・・・もうこの辺でおかしくなってるの見えますね?

 

 

そうしてるうちに昔見た「まんが日本昔ばなし」を思い出し、語る・・・。

 

「人間と仲良くなりたがった蛇がさ、
化け方を狸に習うんですよ。
狸は葉っぱを頭にのせる代わりに、
蛇には自分の一番大事なものを頭にのせるように言うんです。
で、蛇は自分のまつげを抜いて乗せるわけ。」

 

「え、じゃぁ蛇は女の子?」

 

「そうなんです。
で、抜くときにね、『女の命・・・』って言いながら抜くの。
そのときの蛇の必死さが胸にしみるんです・・・」

 

「あ、それで今思い出したわけですね。」

 

「そうそう」

 

 

私が女の命の髪を駆使して試作した作品がどうなったかは、
長くなったので、また明日。

 

あ、蛇がどうなったかってのも気になりますよね?
最後のまつげ1本でやっと人間に化けれた蛇は、
人間とお話しするんですが途中で人間の男が悲鳴を上げます。
なぜなら、蛇ゆえに足がなかった・・・っていうオチでした。

 

 

せつなすぎる。。。

 

 

 

 

アロマストーン本の出版までの道のり~前編~

2017年4月に出版したアロマストーンの著書のこと、
制作秘話なんかを書いてみようと思います。

 

あれは、2016年の夏のこと。
リリエルの美幸先生が「これうちでもレッスンやりましょうよ~~♪」
とアロマストーンを持ってこられたのです。

 

私はキャンドルしか興味がなかったので、
「美幸先生がやるならどうぞ~~」
という、やる気のない返事をしました。

 

 

しかし、よくよく話を聞くと
巷では石こうに色付けして精油垂らして型に入れただけで
4万円のレッスンだというのです。

 

うう~~ん
うちでやるなら、もっと作る楽しさとか実用性とかふくらませて、
価値の高いレッスンにしたい・・・

 

じゃぁ、私がアロマストーンの技法をいくつか作ろうじゃないか~!!

 

ってなわけで、完全に火をつけられてしまったのです。

 

 

(↑ 一番初めに考えたアロマストーンのデザイン技法)

 

そこからは実験と勉強の日々です。

 

まず、石こうにはどんなものがあるのか。
なぜ、固まるのか。
どの程度加工が可能か。
実用品にするならどんなことができるか。

 

メーカーさんに電話して質問しまくり、取り寄せて2人で試作実験。。。

 

一通り、いろんなことを考案できたとき、
「あれ?これって、本にできるんじゃ・・・?」
と思ったのです。

 

 

(↑梅田蔦屋書店さんに出品させてもらった作品たち)

 

 

今、世に出ている作り方だけでは本にできるページ数にはならないけど、
私たちが考案したものは80ページを超えるはず。
しかも、流行りが来ているのは今だ、と思ったのです。

 

それからは出版社にアプローチ。
世界文化社さんから良いお返事をいただき、本を制作することになったのです。

 

明日は、実際に本を作っていくプロセスを書こうと思います(^^)/