タグ別アーカイブ: キャンドル個展

個展「喝采」について(1)

個展ももう3日目が終わりました。
今回は、「喝采」というタイトル。
こちらのギャラリーは、つながってはいるけど2つの部屋があります。
そこで、2つの喝采を作ることにしました。

 
まずは、電気を消した1つ目の喝采ステージの写真から。

 
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今回は、点灯するものを多くしました。
1つ目の部屋では、素直に喝采を表現しようと思ったので、わぁっと盛り上がるような感じにしたいと。

 

 

中央にあるのは牡丹の花。
前回の個展は、狂おしい恋心がテーマだったので、白から赤に染まっていく大きなダリアの花でしたが、今回は牡丹です。

 
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あれは、タイトルも何も決めていないころのこと。

 
朝起きて、「ねむい~、今日もやらねば~~」と思って寝間着のまま…若干むくんだスッピンのまま…ボサボサ髪のまま…、要はとっても不細工な状態でトイレへ。
そのとき目に入った一輪の鮮やかな深紅の牡丹。(笑い話じゃないよ!)

 
その牡丹は見事に「咲き誇って」いました。
あふれる美しさが目に入るや否や、時間とともに萎れるであろう焦燥感が私にはすぐに浮かびましたが、そんなことを微塵も感じていないように、その牡丹は咲き誇っていました。

 
人にもこういう瞬間ってあるよなーと、生活感丸出しのブサ状態の平山りえは、しばらくトイレで放心していました。

 
 
それが「喝采」のイメージにつながりました。

 
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ブサ状態の私も咲き誇る瞬間があります。
個展は当にそうです。
祝福と称賛に包まれ、私も今までの作品を自信をもって公開しています。

 
1のステージの喝采は、称賛と、それを取り巻く日常のいろいろな物事です。
本当は、本物以上にはなれないので、花キャンドルを作るのも好きではありませんが、あるテーマを表現するための一部のツールとしては非常に有効だと思うので、あえていつもチャレンジしています。
 
明日は、2のステージの喝采について書いてみますー。

 

個展作品が出来てきました

お茶席用、茶筅キャンドルです!

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なーんちって。

 

昨日は、DM用の花が気に入らない
という話を書きましたが、
そのリベンジ作品です(笑)

 

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そう、枯れゆく牡丹の「しべ」の
部分だったのです。

 

美しく咲く牡丹は
人を圧倒させるほどの魅力ですが、
少し枯れてきた牡丹は
なかなか色気があるものです。

 

こちらに、もう少しテーマに沿った感じの
可能性をプラスしてみたいと思っています。

 

一つ一つの作品の紹介や
作品に込めた思いも
またご紹介しますね。

 

好きな靴で進もう

昨日、個展DM用の作品をギャラリーに持っていきました。
 
今回は地元での個展で、しかもギャラリーくわみつなので私の力も入ります。
こちらは、経歴のない私を作家として初めて迎え入れてくださったギャラリーです。
 
 
ギャラリーとしては、20数年のキャリア。
古い酒蔵をリノベーションした建物で、1階は作家ものの器やオブジェが並んだショップで、2階がギャラリーです。
 
「時間貸しをしているわけではないので、誰でも個展ができるわけではない」「あそこで個展出来るならこの辺では大したもの」というのは後から聞いた話です。
 
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それまでの私は、自宅教室をしたり、尾道の雑貨店においてもらおうと何件も当時はベビーカーを押して歩き回りました。
10件くらいあたって、すべて断られました(笑)

 

そんな中、手作りの青空市に出したら、大原美術館のお土産の企画の声がかかり、WEBに載せていたキャンドルたちを見て、こちらのギャラリーのオーナーさんが声をかけてくださいました。

 

よくまぁ、オリジナル作品もまだ数点、展示会経験もなし、それまでアート活動をしていたわけでもない、空間も作ったことないペーペーに個展をさせようと思ってくれたなぁ・・・と不思議でなりません。

 
単にキャンドル作家といえども、手作り市で大人気の作家、雑貨屋さんやWEBショップで人気を得ている作家、お教室が大人気になる作家、いろいろいますが、私はファンシー路線ではなかったということだなぁと思います。
 
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自分の靴に合わない道を歩くのは困難ですが、適した道に出会うと途端に足取りは軽くなります。
たとえ私が履いているのが一般的に歩きにくいとされるピンヒールだったとしてもです。ホテルなんかの固い床、私はスニーカーより断然ピンヒールが歩きやすいです。
 
きっとこれは、本人と靴と道、3者のマッチングが必要なんでしょうね。
 
それがそろったときをツキと呼ぶのかなぁと感じます。
でも何を選んだら運が開けるかわからないです。
 
だから、とにかく好きな靴を履いて道を歩くことだと思っています。
この前も書きましたが、自分が動くと必ず人と出会います。
人と出会って心が動いたら、面白いことの始まりです。
 
 

今日は、DMの件から話が広がってしまいました(笑)
 
 
まいっか。
 
…そう。O型の口癖。
 
まぁ、DMやら個展やらは、また今度書きますー。
 

個展「Celebration of・・・」自由が丘Nuuにて

自由が丘にありますNuuブロカントアンティークスさんにて、個展をさせていただきました。

これまで和のイメージのものをたくさん作ってきましたが、今回はフレンチ・シャビーシックなセレモニーがテーマです。

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「celebration of …」
2015.5.22(fri)~31(sun)11:00~19:00
Nuu ブロカント アンティークス
目黒区緑が丘1-14-7
03-6677-6723

個展作品について『02.マリア像、蝶の着物、天竺牡丹のインスタレーション』

本日、マリア像が壊れました。
というか、壊していただきました。

マリア像だけに、誰も金槌で叩き壊すのが気が引けて、始め2日間はただ転がっていただけのマリアさん。
壊したのは、木版画家のタイラ コウ氏。(次々回、くわみつ個展されます。)

 

やはり、今回のマリアさんは壊れてないと意味がないのです。

 

階段上ってすぐの展示は、男性(藤村)からの恋心をイメージしています。

 

 

マリア像とは、
①母性・・・母の監護と愛を受けて育った家庭、男性にとって女性といえば母である時期。
②信仰・・・それまで自分が信じてきた概念、信念。
を象徴しています。

初恋とは、それが破壊されるくらいの衝撃を受けるもの。
そこから、恋心(=天竺牡丹)がどんどん、あっという間に真っ赤に染まり、彼女(=蝶の着物)の方へからみついていきます。

 

蝶の着物とは、つかみ取れない乙女心、少女性を表しています。

 

これがやりたいがための繊細すぎる天竺牡丹を作ることになりました。
どうやって持って帰っていただくのか。。。
販売することを一切考えてない作品です(笑)

 

いぇ、ご購入の方には何とかいたします!