(前回の続きです。)
あおいさんとのアイテム決定打ち合わせは、
蔵前の川沿いのおしゃれカフェで行いました。
結果から申しますと。
ほぼすべて作り直しとなりました(^^)/
・取り込みたい読者層
・全体的なイメージ
・それぞれの技法に合った世界観
・メリハリを持たせた構成
、、、などのバランスを考えて型や色やデザインを決めていったのですが、
美幸先生と私の凍える手で女の命を削っての試作品だと知らない あおいさんは、
どんどん変更♪・・・どんどん追加♪
帰ったら美幸先生に報告しなきゃと考えたとき、
ふと昨日のことが思い出されて、
聞いて空気が抜けてスライムになった美幸先生を想像してしまい
おかしくて吹き出しそうになるのをこらえました。
(↑試作品の数々)
私と美幸先生は、モノづくりのプロです。
一つ一つの作品には、私たちの「気」が入っていますし、
プライドと自信を持っています。
しかし、本の制作は私たちは素人です。
あのパールに糸を通して装飾したストーンは
「パールを使うのは、もっと外した感じで使いたいです。
これはちょっと年齢層が高い感じがするので・・・」
という理由で却下になりました。
もちろん、「これでいいんです!」と
押し通すこともできたのですが、
すべて彼女の意見を受け入れることにしていました。
これは私と美幸先生の本ではないんだと考えていました。
私が自己顕示欲を出してしまえば、
狭い視野の本になってしまいます。
もちろん世の中にはそういう本もあっていいと思いますが、
私が作りたいのは違ったので、
本づくりのプロの意見を勉強しようと思っていました。
それに、どうやったって私が作るんですから
リリエルらしさは消えないのです(^^)/
そんなこんなで、20代と30代と50代女性が
それぞれの立場で意見を出し合い、
アイテムが決定し、撮影になりました。
背表紙にもなったマリア様のストーンは、
あおいさんが絶対入れてほしいとの希望で作りました。
イタリアのレーピ社製の木彫りのルルドのマリア様を
シリコンで型取り、オリジナルで仕上げました。
こちらの型は今、リリエルのヤフーショップで販売しています。
(↑これから型取りされる木彫りのマリア様・・・おゆるしを・・・)
美幸先生や美幸先生のお友達は、
これがかわいいの??という反応でしたが、
20~30代の方には大変好評でした(笑)
逆に、椅子にビジューをつける技法は、
美幸先生たちに好評で、
あおいさんたちは、
「こういうページもあった方がいいから」
という理由で紙面に載りました(笑)
前編・中編・後編で書き終えるはずでしたが、
またまた長くなったので今日はこの辺で(^^)/