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「講師」「作家」と「資格」について考えたこと

ちょっと自分の考えをきちんとどこかに書いておきたいなーと思いまして。

 

以前のブログに私は、「プロとしてやっていくために資格は必要ない。」
と書いていましたし、生徒さんにもそのように話していました。
その先生がなぜ資格を始めたの?と戸惑われた生徒さんもおられました。

 

基本、今も考えは変わっていません。
そもそも私は4軒の趣味のお教室をかじり、最終的に独学でここまできました。
資格も持っていません。

 

講師のコースでいつも話しますが、努力できるかどうかです。
そして、出会い。
美的センスは必ず向上します。
色彩感覚も向上します。
(詳しい話はレッスンでw)

 

昔の生徒さんを見ても、周りの友人を見ても、自分が好きなものをやるブレない精神がある人が、努力し、成功しています。
資格がなくても。

 

なので、私は「いくつかのキャンドル作って民間の資格を持ってるというだけのキャンドルアーティスト」を増やすことが嫌でした。

 

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ですが、ある生徒さんが、
「売り込みに行ったら、キャンドル資格は持ってないの?と言われて、その後の対応で悔しい思いをした」
・・・と。

 

命削って教えた教え子を技術も知らないで馬鹿にするなんて、あーた、ほかの人連れてきて見せてよ(怒)
↑ 大げさではない。
・・・と生徒さんと憤慨しましたが。

 

他にも「資格は取れますか?」というお問い合わせ。
キャンドルの世界もそういうとこに来てるんだなーと。
 

それが転機でした。
ただ、「アーティスト資格」は発行しないぞ、と。

 

私の生徒さんが、「リリエルの資格を取得」とプロフィールに書いたときに、「あ、あそこの人の技術は確かだよね」という先生としての技術の証明のためです。

 

アーティストとは、芸術家のことです。
芸術家資格って・・・誰がどの立場で発行できるの?
偉大な芸術家は、自分では画家とは名乗らなかったそうです。
絵描きです。
アーティストとは、周りが技術を評価した結果の称号だと思っています。

 

アーティストの称号は出しませんが、私は自分のたどった道や方法や、ものづくりへの考え方をたくさんお話ししています。
そこから、その方が行動して、経験して、アーティストと言われるようになるのです。
リリエルのキャンドル教室からは、そんな生徒さんを輩出したいと思います。

 

キャンドル講師講座では、お茶の時間に、いろんな立場の私から見たキャンドル、アート、講師について雑談していますw
それとここにも、そういう話をちょこちょこ書いていこうと思います。

 

あと、岡山校だけでなくリリエルキャンドル東京アトリエも、よろしくお願いいたします☆

平山りえ